1 小心おやじの唄 (作詞曲/真思惟) 歌詞
2 星(作詞/SACHI 作曲/真思惟) 歌詞
3 一本のすずかけの木 (作詞/石川逸子 作曲/真思惟)
4 自由の鳥は今どこに (作詞曲/真思惟) 歌詞
5 だいじょうぶ (作詞曲/真思惟) 歌詞 音源Youtube
6 群青色の秋 (作詞/SACHI 作曲/真思惟) 歌詞
7 三角駅舎の町 (作詞/SACHI 作曲/真思惟) 歌詞
8 僕たちの時代 (作詞曲/真思惟) 歌詞
●相模の風レコードより
カントリーとブルーグラスの影響を素直に生かしながら
ひょうひょうとした優しい歌をつづる真思惟(まーしい)&グラスフォーカーズ
穏やかさの中に顔をのぞかせる豊かな詩情
大人のためのゆったりとした歌をお楽しみください。
●CDJournal.comより
東京生まれの自作自演歌手真思惟(まーしい)の作品。
60年代フォークのテイストを含んだ優しくも芯のある歌詞を
カントリーブルー、グラスサウンドに乗せて穏やかなヴォーカルで歌っている。
同世代の人はもちろん、若い世代にも聴いてもらいたい秀作。
作詞曲/真思惟
春の風がやさしく 身体をくるんでくれる
思いおこせば 少年の頃の青い思い出
人生とうに半ばすぎ ふと振り返ると
自分の足跡 どこにあったのか
ああ それでも オレは過去なぞ振り返らずに
明日に向かって生きるんだと
つよがる自分がいとおしい
夏の日差しが 古い傷を照りつける
思いおこせば 今でも胸のうずくあのとき
小心者のくせに プライドは人一倍
自分が傷つかぬよう そっと避けていった
ああ それでも 人には弱さがあるほうが
心の痛みを わかることがきるのだと思う
秋の枯れ葉を踏みしめ 男達が町に向かう
みな目尻の柔らかな 善良なおやじたち
空虚で冷たい世間に なんどうちひしがれても
人の暖かさと情けを信じ 大切な者たちを愛してきた
ああ たくさんの 辛酸をなめた者たちが
人生の本当の楽しさを
今したたかに味わっているのさ
冬の寒さに身を引き締め 男達は北を向
く
真面目に働く人たちの
慎ましやかな暮らしが奪われてる
高度成長 石油ショック バブルと崩壊
歴史の中で見えてくる
偽りの言葉 偽りの政治 偽りの力
本当の愛 本当の言葉 本当のつよさ
ああ だから俺達 小心者のおやじたちは
人に対する理不尽な仕打ち
それだけは見過すことができない
ああ 俺たち小心者
おやじたちのたたかいはつづく
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作詞/SACHI 作曲/真思惟
誰か気づかないうちに 誰かを傷つけたように
人々は気づかないうちに この星を傷つけていた
みんな愛されていた 四つの季節は
嘆く太陽に追われて こぼれた絵の具のように
混じりあってしまった
野の花は咲くときを迷い
葉は色づかず散っていく
眠っていた氷河は
溶けだしてしまった
動物達は戸惑って 行き場を失い
美しかった青い星は 声を出さずに
泣いている
僕達は何かを間違って
ここまで来たかもしれない
誰かにもこの星にも
思いやることを忘れていた
みんな愛されていた 四つの季節が
もう一度戻るように 耳を澄ませて
立ち止まろう
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作詞曲/真思惟
おとなだから妥協も 必要なんだと
納得したそぶりの つくり笑顔
それでもこれはおかしいと 思える自分
それがなくなったら 自分でなくなる
つよがって威張る人ほど 何かにおびえてる
か弱き人たちの心が 時代をうごかす
若者が熱く理想を 語る喫茶店
この国の少し前の 街の風景
今では人が競争に 追い立てられて
目の前のこと以外は 見えずらくされた
舟の漕ぎ方を知ることも 大事なことだけど
この船がどこに向かうのか 知らなくていいのか
自由の鳥たちよ 今はどこにいる
理想を求めることも 本音なんだ
つよがって威張る人ほど 何かにおびえてる
やさしき人たちの心が 時代をうごかす
自由の鳥たちよ ここに来い
囚われの重石が 今 動いた
囚われの重石が 今 動いた
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作詞曲 真思惟
道端に咲く 野花のように
目立たないけど 自分らしく生きたい
大丈夫できるよ 傷つきやすい 心を
そっとそっと自分で ほめてあげよう
春風に乗ってふわふわ タンポポの花のように
不安ことを忘れて ゆったりと生きたい
大丈夫できるよ これまであった 心配ごと
ひとつふたつ 思い出してみよう
みんな平気だったじゃないか
春の田んぼに咲く れんげの花たちのように
穏やかな心で やさしくありたい
大丈夫できるよ 知らず知らず 思いこんでいる
心のなかの 不幸せなシナリオを
書きかえていけばいいのさ
雨上がりの空に輝く 七色の虹のように
自分の色を放ちながら、となりとまじり合いたい
大丈夫できるよ つらいたくさんのまなざしの中でも
自分を自分をたもっていこう つながっていけるのさ
大丈夫できるよ 両手を広げて 5月の風
大きな 大きな 息をすれば 力がわいてくる
(リフレイン)
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作詞/SACHI 作曲/真思惟
ながい ながい 秋の日が続く
わびしさは コスモスの花のよう
咲き乱れては かよわく
咲き誇っては 心迷い
どうして どうしてが ただはてしなく
どうして どうしてが 続いていく
秋空から 夕日が消えて
群青色が 塗りつぶされる
空色を忘れた 群青色は
幸せを忘れた 誰かのよう
今年の秋は 一日がながく
今年の秋は 一夜もながく
ため息もつけずに 時に沈み
ため息もつけずに 時に沈む
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作詞/SACHI 作曲/真思惟
小さな駅のその町には
いつも歌が流れてた
大学通りに季節の風が
学生たちに 時を告げる
赤い屋根の三角の駅舎
いつもおだやかに たたずんでいる
月日は移り人は代わり
それでも変わらぬ想いがある
旭通りに行きかう人々
おもちゃ箱のような賑わい
夕日を受けて富士見通
り
仲間たちと今夜も語る
赤い屋根の三角の駅舎
いつもおだやかに たたずんでいた
季節はめぐり 時代は変わる
それでも変わらぬ想いがある
(繰り返し)
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作詞曲/真思惟
幼い頃のかすかな思い出
木造長屋の 古びた臭い
泥だらけのランニング一枚で
鼻をたらしながら 遊んでた
夕焼けの光の中を
飛び交う 人たちの声
生活は 貧しかったけれど
確かなぬくもりを 感じていた
いい時代に生まれてきたのかもしれない
いい時代に進むものと思っていた
この国はもう二度と
戦争をしないと 大人たちは言っていた
二十歳の頃の ほろ苦い思いで
真面目な学生とは いえなかったけれど
本を読むと 身体が揺さぶられた
僕たちに生き方を 問いかけてきた
世界を 時代を そして人生を
語り合える友がいた
確かな気負っていたかもしれないが
それが若いことの責任だと思っていた
いい時代に生きてきたのかもしれない
いい時代に向かうものと思っていた
強気をくじき弱きを助く
それが僕たちの時代のはずだった
強気をくじき弱きを助く
それがこの国のはずだった
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●再版
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